1.月が射す夜
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
窓から月が射す夜は
言葉では喋りたくない
君と居る 夏が行く 暑すぎたね ふふ
遠くを見てる
横顔が寂しい君だけれど
人はみな さびしがりやの
顔してるものだろう
音が跡切れた風鈴だけに
さびしい人の心が解かる
ある時 笑っていたね
流されれば すべてが終わるなんて
君は今 夏の終わりに何を捨ててゆくのか
季節が動く時の 蝉の声 響けば
さびしい人の心も変わる
2.あとがき
3.すれちがった肩ごしに
4.曙
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
雪が溶けて河を流して
時の流れも変わり始める頃
誰もが人恋しくて
つぶやく言葉がたまらなくやさしい
悲しみなんて幸せの前触れ
月が出るまで このひとときを君に
影を残して西へと流れてゆく
今日の終わりを愛する人へ
ああ東京かすみそうな街
そっと暮らしてゆければただそれだけでいい
悲しみなんて幸せの前触れ
月が出るまでこのひとときを君に
悲しみなんて幸せの前触れ
月が出るまでこのひとときを君に
5.漂う
作詞:大久保一久
作曲:大久保一久
翔びかう鴎 しゃがんでみてる
“淋しさ”それに沈むふりをする
君の細い背に時の流れを感じて
心の隙間を僕の愛でうめてみる
真白な頬さえ赤く染めてしまう頃
海辺の風もいまは吹かない
遠くに煙る タ暮れの街
裏街あたり ふと足を止めて
流れる歌にも 耳をかたむける人は
別れと幸せ肩に感じてるからさ
愛する事にも いつかなれてしまえば
ささいな日々も時に流れる
僕は穏やかに 少し心おちつかせ
君の香りには 何か忘れていたものが
真白な頬さえ赤く染めてしまう頃
海辺の風もいまは吹かない
6.男物のシャツ
7.流れる
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
夕日の消え色 美しく終わって
時の流れを ぼくに教える
もう君は忘れようとしていた言葉を
過ぎゆく流れに捨てた
隔てる月日が流れを創って
言葉が霞かに 翳りを染めてる
ああ 時がいつか懐かしさを作る頃
すべてが変わる……
ああ 時は休むことを知らずに流れる
誰もが一度はふりかえる……
8.Bye Bye
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
人は誰でも皆 愛し愛されて
悲しい恋の終わり 知り過ぎてるのに
いつかその傷跡 右手でかくして
左手でまた誰かを抱くことがなぜできたりする
男には女は解らない 時がいくつ流れても…
Bye Bye さよならを Bye Bye 告げた夜は
男ひとり その背中に 星がひとつ流れる
きれいな言葉だけで 人は愛せない
それに気づいたところで まだ若すぎるさ
コスモスの咲く頃 アジサイは消えて
若い心の傷は いつの間にか治っているもの
女には男は解らない 涙いくつ 流しても…
Bye Bye 三日月に Bye Bye 操られて
女ひとりの 恋の道を 迷い始めている
9.やさしさに気づかないまま
10.夕凪
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
ふと言葉がとぎれたとき
こがね虫が飛び込む
夏 夕暮れ 風が止まる瞬(ひととき)の間に
うすけむり たなびけば……
君のそばは 君のそばは
うすむらさきの芳り
月夜に蔭れているのは
めくる明日の幸せ
タ顔の花 君の笑顔 透(すきとお)る白さを
藤越しにくらべては……
君のそばは 君のそばは
うすむらさきの芳り
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